【 1.制作編 】 で完成した新ストーブ.
期待を込めていざ!使ってみます
燃料でもあり、最終的には炭となる木と竹を7分目くらいまで詰めます
これは欲張って詰めすぎの図・・・ m( ._ .)m
学習して美しく詰めた次回用
青竹8割の間に、乾燥した木を2割ほどまんべんなく散らします
ぎちぎちに詰めて大丈夫です
その上の空間に燃えやすい乾燥した木っ端を敷きます
ここが炎の導入部となります
一番上に、着火しやすいものをのせて準備完了
なんと脂松(ヤニマツ)のおが屑を持参のケンさん!
脂松は油分を多く含むので着火しやすいのです
(普通はないでしょうから、新聞紙で十分ですよ)
いよいよ火をつけます
ペール缶を何かにのせて底を地面から少し浮かし、
下から空気が入るようにします
着火は上からです 焚き火の常識と真逆ですね
こんなんで本当に燃えるのか?と半信半疑の二人・・・
始めはちょっとくすぶりましたが、
炎が上がりました!
モモ缶をセットしたフタをかぶせると、上昇気流が生まれてぐっと勢いがつきます
側面の二次通気口から覗くと、
だんだん炎(燃えるところ)が下へと移動していくのが見えます
すごい火力です
もう余裕の表情のケンさん
炎が安定して煙も出てこなくなったので、
パンケーキを焼いてみます
五徳の代わりに、植木鉢を飾るための台を採用
はかったようにちょうど良いサイズです
最初は直火にかけたため、コンガリ焦げちゃいました
火力が相当強いため、
真鍮板 (薄端という花器の広口部分がピッタリの大きさだったので採用)で遮り、
さらに焼き網も追加してようやくいい感じになりました
パンケーキが焼き終わってもまだまだ火力が衰えません
次はお湯をわかしてセイロをかけてみます
ふんわりもっちりのマーブル蒸しパンが蒸し上がりました♪
かれこれ1時間以上、安定した炎が出続け、
しかも無煙
そう、全くと言っていいほど煙が出ないのが驚きです
このTLUDストーブの仕組みは、ケムリを完全に二次燃焼させてしまうのだそうです
通常の薪ストーブと違って薪を追加する必要もなく、
火の面倒を見る手間がいりません
おやつを連続して焼き、食べながら談笑して1時間10分が経過.
ペール缶の下まで火がまわりきって、ようやく炎が消えました.
当初の心配、「全部燃え尽きて灰しか残らないんじゃないか?」と
おそるおそる中を覗いてみると、、、
よ、良かった!ちゃんと炭ができています!
素晴らしい!成功です
奥に赤々とした炭があるので
このまま放っておくと燃えて灰になってしまいます
火消し壺へ急いで移し、空気を遮断します
しっかりフタ.銅製のかっこいい火消し壺です
炭を取り出したペール缶の内部はこんな感じになりました
(初回の火入れではペール缶の塗料が焼けるので風向きに注意してくださいね)
手間いらずの安定した火力、無煙でクリーン、ついでにラクラク炭づくりと、
三拍子揃って大成功の結果でした
☆☆☆
今後は炭にする素材も色々工夫してみたいと思います
樫の木など固木を使えばもっと立派な炭ができるでしょうし、
松ぼっくりの形そのままの飾り炭なんてできたら素敵です
そして調理道具も、なるべく分厚い金属製で、樹脂や木の持ち手がついていないものを.
炒飯、焼きそば、BBQ、芋煮会、、、と夢は膨らみます
もちろん天火オーブンでパンも焼けると思います♪
こんなに素晴らしいTUDストーブ
TLUDとは Top Lit Up Draft の略で、「火を上からつける」という意味だとか.
革新的な仕組みなのに簡単で、
ロケットストーブよりずっと手軽に作れることがわかりました
次の火入れも楽しみです
(★2回目の調理記録はこちら
ロケットストーブと比較しながら蕎麦粉のガレットなど焼いています)
さあ、あなたもチャコールブラックスの世界へ♪
– – – – – – – –
材料 ・ 技術提供 : 木端楽家 ケンさん 〔ロケットストーブを何台も制作した実績あり.達人です〕
助手 ・ 調理担当 : 弥e
仕掛け人・各種備品調達 : hiro哉
とにかく生活を楽しんでますね!素晴らしい~~~~
masakoさんコメントありがとうございます
周りに達人がいるおかげで世界が広がりますー♪
[…] TLUDストーブのおかげで炭が豊富にあるので、 火鉢でお湯はわかすつもりです […]
チャコールブラックスの加藤と申します。紹介していただいてありがとうございます!おいしそうなものをたくさん作っていてたのしそうですね。丁寧な仕事ぶりなど参考にさせていただきます。
加藤さん、わざわざコメントいただきありがとうございます。
チャコールブラックスのサイトは格好良くてわかりやすくて、本当に勉強になりました。これからもブラック生活を精進して参ります(^^)よろしくお願いします♪
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色々な様式の「TLUD.ストーブ」がありますね。
どれだけの(量と質)「消し炭」が残るかが問題です。
いずれにしても素早い「消し壺」的処理が‘キモ‘なのでしょうね。
せっかくの「炭」を「灰」にしてはもったいないですね・・・。
山の木は燃焼しても「熾き」の時に空気を遮断すれば
「灰」にならずに「炭」になるという日本語の漢字って
おもしろい・・・!。
象形文字のおもしろさ、でしょうか?
参考になります‼️早速試作に挑戦してみます⁉️