秀さんのすてきアンティーク搬入を前に、店内の掃除も佳境です
今日は はたき を作ってみました
「すごくいい」とあちこちで聞いたからです
はたき作りのポイントは、思わず手にとって振りたくなる
タクトのような軽さと長さ.
そんな棒を探しにまずは道向こうの竹やぶへ行き、
適当な竹の枝を拾ってきました.
キリで穴を開け竹ひごを通します
両端は7ミリくらい出してカット.
これで柄は完成です.
古い長襦袢のお袖をビーっと裂いて、ハタキにします
あちこち傷んで使えないけれど、柄がきれいで捨てるのが忍びなく
取っておいたものです.
8枚くらい重ねて先端の竹ひごをくるみ、そのすぐ下をタコ糸でギュっと縛ります
そして、てるてる坊主のように布全体をひっくり返して
根元を改めて結びます
(この時ちょっとひねるといいみたい)
こんな感じです
最初は9㎝巾の布を12枚重ねで作ってみたところ
けっこう重たくて振る腕が疲れそう・・・
タコ糸を切ってやり直し、布の分量を減らしてみました
せっかくなら手首のスナップを利かせて軽快にパタパタしたいです
絹はしっとりと重みがあるので、裂くときの巾も5㎝くらいの細めでいいかもしれません
化繊なら軽いし、たっぷりのボリュームで作れそう.
自作ハタキは好きな重さ、長さに簡単に作れ、
しかも絹は手で裂けるのでハサミすらいらない手軽さ.
楽しくなってきて2本作りました
実際に使うと、パタパタ振るのがとにかく楽しい!
童心に返って棒を振り回せる純粋な嬉しさというか・・
柄が「細く」て「長い」のもいいです
手の機能がぐっと延長される感じで、小回りが利く.
(今まで主にホコリ取りに使っていたPC用の化学ハタキは
柄が短くて15㎝ほどしかなく、この差が案外大きいです
いかにもポリエステルです、という青い色も気に入らなかったなあ・・
静電気でホコリを吸着するのはいいけれど、だんだんと本体がみすぼらしくなるのも嫌でした)
ハタキは建具の細い桟や格子の隙間、長押の上やら細かい彫りの欄間など
あらゆるところにジャストフィット、パタパタの強弱も思いのまま.
絹ですからガラスや漆器にもやさしくあたります
ただ、古い革や木など、ボソボソした面には多少絹の繊維がひっかかって抜けます
(それはキラキラフワフワ見えるので手で取る)
明日もあの部屋とこの部屋をパタパタしよう・・と
楽しくなってきます
元々我が家には電気掃除機がなくてホウキが掃除の主力でしたが、
心強い味方ができました
本格的に天井からはたく際は、
窓を全開にして風を通し、手ぬぐいなどで髪を被いマスクをするといいです.
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